秋の柿収穫作業報告

大紀コープファーム

· ツアー報告


 『奈良・大紀コープファームでの柿収穫作業』は9回目となりました。今年は10月3日(火)~10日(火)の8日間。総勢10名、実質各々2日~6日間の作業で延べ31.75日間(一人で作業した場合)の収穫作業をお手伝いしました。農悠舎王隱堂・研修センター(王隱堂旧邸の隣)での自炊共同生活も4回目となっています。

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前半4日間生産者の方と一緒に作業しましたが、想像していた以上の重労働で、収穫のシーズンには休みなく働く生産者の方々はほんとうにすごいと思いました。不慣れな私たちが手伝ったところで、はたしてお役に立っているのかと思うのですが、産地の方は「来てくれて手伝ってくれるだけでありがたい」とのこと。消費者とつながりを築きながら柿を生産している、まさしく「コープファーム」でした。夜は王隠堂さんとお酒を飲みながら、梅の栽培や梅干しの歴史、パルシステムの産直の物語を聞けたのも大収穫でした。【報告 吉田】

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後半10/6~10/10編です。10/6は5名での作業です。仁司さんの圃場の一番難所、急な崖に植わっている柿の収穫から始まりました。仁司さんがどんどん取った柿の籠を皆で連携して上に運び午前中には無事終了、午後はなだらかな斜面での収穫作業でますますピッチも上がります。籠の中の柿が列をなし、現場の選果場で柿の選別も行いました。仁司さんの奥様よりしっかり選別方法を教わりましたが、正規品か加工品か山行き(廃棄)か、悩みながらの作業でした。

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7日も天気がよく3名で引き続き同じ圃場で順調に作業を行いました。ここへきて寒暖差が大きくなり、ようやく柿も色づき始めたそうです。まだ黄色い柿の収穫が中心でしたが、果皮が少し青みがかっていても、この時期ならではの果肉はしっかり食べごろです。

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8日は4名での作業です。午後から雨の天気予報通リ、お昼過ぎから雨が降り出し作業は中止に。なので「天地のテラスゆしおGRAMPING」のすぐ下にある、今年9月にオープンしたばかりの「天地のテラスカフェ」へ行ってきました。2年かけて試行錯誤し作ったカレーは、色とりどりの素揚げされた野菜がトッピングされ、見た目もおしゃれ。味の方も辛さが先に来ますが、その後に甘さと複雑な味が広がる味だそうです(高波さん談)。各種手作りケーキセットもあり、晴れていれば山の上から見晴らしの良い景色が楽しめるそうですが雨で残念でした。

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そして夜は同じく、「天地のテラスカフェ」で和田社長と森本さんらとの交流会。きのこ鍋と鶏鍋を肴に、ここ吉野でしか味わえない美吉野酒造の「花巴」「蔵王桜」を堪能しました。

9日もお昼過ぎから雨が降り出し作業は中止に。ここ最近連休中の天気は雨の確率が高いような気がします。

最終日10日は2名の参加でしたが、天気も良く、用意した正規品を入れる仁マークの
コンテナが足りず、他のコンテナに積む程収穫ができ、いつもより五割増しの収穫量でした。柿もご贈答品サイズが殆どで、選果作業をしていた私達も、つい笑顔になるほどでした(柿添さん談)。

柿は色づいてから1週間から10日間ぐらいで収穫せねばならないので、人海戦術で作業を行うしかありません。体力に自信がなくとも選果作業で応援できると思うので、来年はもっともっと参加者が増えるといいなと思います。仁司さんの『ほんま、助かるわ~ありがとう!』を励みにまた来年も参加したいと思います。【報告 岩田】